こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
以前、インターネットを見ていたら、
こんな推薦文を書いている人がいました。
「この人は、敵に回したくない人です。
味方にするといいでしょう」
という推薦文。
あなたは、これを読んでどう思いましたか?
私は器が小さいので、これを読んで、
「ああ、自分は、この人、嫌いだなあ」と
思ってしまいました。(苦笑)
私はこういう表現をする人は
人間的に嫌いです。
この、
「この人は、敵に回したくない人です。
味方にするといいでしょう」
という言葉から分かるのは、
この方自身が、分離された二元論の世界で
生きているということ。
二元論というのは、2つの対立するもの、
この場合で言えば、善と悪がある、
という考え方です。
そして、私は善である、と。
ひるがえって、打ち倒すべき敵も存在する、
ということも暗示しています。
こういう人に多いのは、
搾取マインド、競争マインドです。
あるいは、Win-Winのマインドではなく、
ゼロサムゲームのマインドです。
さて、先日、私はこんな本を読みました。
↓
『GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代』
この本で出てくる「テイカー」という概念、
すなわち、
「自分中心で、真っ先に自分の利益を優先する人」
がよく使う言葉だなあとも感じました。
※ちなみに、これは相当な良書で、
先月読んだ本の中でもトップクラスなので、
ぜひチェックしてみて下さい。
正直、恥ずかしながら、私自身、
昔はテイカーなところが多々あり、
それどころか、今でもテイカーな部分がかなりあります。
そして、そんな自分自身を認めたくなかった。
それゆえ、その推薦文を読んで
そんな自分自身を感じてしまったのでしょうね。
言葉には、その人の考え方が出てしまいますので、
自分自身の言葉にも、注意してみたいと思います。