こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
ビジネスを開業したばかりの時期に、
手の込んだ販促物を作ってしまう人がいます。
たとえば、美しいホームページや
イラスト満載のパンフレットを作ってしまうのです。
しかし、画像や写真、動画、イラストなどの
高価な素材は、ムダになりやすいので、
基本的に後回しにすることをおすすめします。
たとえば以前、開業初期にもかかわらず、
自己紹介用の漫画を用意している方がいました。
自分の強みやサービスのウリ、
メインターゲットへの訴求文を、
漫画形式で、プロに描いてもらったというのです。
それを見て、「これはもったいないな」
と私は感じました。
なぜなら、ビジネスが軌道に乗るまで、本当の強みや
メインターゲットなんて、定まらないからです。
実際に商品を売っていく中で、コンセプトや
オファーを、必ず修正することになります。
私自身、何年も前ですが、情報感度が低く
パソコンにうとい方を、メインターゲットに
しようとした時期がありました。
しかし、実際にセミナーをしてみると、
ある程度の情報リテラシーがあり、
勉強熱心な参加者が多数。
そして、自分自身もそういった人の方が
接しやすかったため、軌道修正していきました。
あるいは、講座の内容や形式については
修正の回数が膨大すぎて、数え切れないほどです。
販売ページや自己紹介も、幾度となく書き直しました。
こうした修正は、私に限らず、
ほぼ全ての起業家が通る道です。
そして、修正していくと、
初期の販促物は、使い物にならなくなっていきます。
文字で書いた情報なら、部分修正もできるのですが、
多くのマーケティング素材は差し替えが困難。
完全にボツになってしまいます。
時間とお金のムダですから、手の込んだ販促物は、
ビジネスが軌道に乗ってから、用意してください。
販売ページも簡易的でかまいませんので、
まずは対面や通話のセールスで、
売ってみることが基本です。