こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
理念を持ってビジネスをはじめる初心者に
ありがちな失敗があります。
それは、何の戦略もないまま
低所得者層に向けたサービスを
販売しようとすることです。
たとえば、
「シングルマザー向けのサービスがしたいんです!
とにかく頑張ります!」
という人。
こういったビジネスは、まず成功しません。
なぜなら、お客さんが
お金を持っていないからです。
事実、2017年の厚生労働省の統計によると、
父子家庭は平均年収が420万円で、
母子家庭は平均年収が243万円でした。
シングルマザーが、
いかに困窮しているかが分かりますね。
「だからこそ支援したい」
という気持ちも分かりますが、
戦略を練らないと、ビジネスとして成立しません。
どんなに良質なサービスを用意しても、
金銭的な余裕のないお客さんに、
申し込んでもらうことは困難だからです。
無理矢理にビジネスをはじめても、
ボランティアのように身を粉にしながら、
手弁当で支援することになりかねません。
無策な低所得者向けのビジネスは、
絶対にやめましょう。
さて、そうは言っても
「それでも私は、低所得者層向けのビジネスがいい」
という、強い理念がある人もいますよね。
「シングルマザーに関われないなら、
ビジネスなんてやる気になれない」
というような方です。
こうした場合は、どうすればいいのか?
答えは、課金ポイントを変更することです。
※ここで言う課金ポイントとは、
お金が発生する場所のことです。
たとえば、シングルマザーを支援したい場合。
「シングルマザー相手のビジネス」ではなく、
「シングルマザー向けの広告を出す
広告主を相手にしたビジネス」をするなどです。
つまり、低所得者層ではなく、
その層と関わりのある法人などに向けて
サービスを販売するということです。
このように課金ポイントを
変更すれば、支援したい相手を支援しながら、
成功するビジネスモデルを作ることができます。
あくまで一例ですが、
このようにビジネスモデルを根本的に
変えてしまうのが重要です。
収益が出ないビジネスモデルにもかかわらず、
「睡眠時間を削って働けば成功できるかも」
などと考えると地獄の生活になります。