こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
自己啓発の講師が
「仕事のやる気が出ないときは、
作業を簡単にしましょう」
と言っていることがあります。
たとえば、
長い文章を書くのがつらいときは、
短い文章を書くように勧めるのです。
彼らの主張は、
「簡単なことなら、やる気が上がるはずだ」
というもの。
ですが、私に言わせてみれば、
「簡単にする」なんてくだらないテクニックです。
ごく一部の場合しか当てはまらない、
しかも対症療法に過ぎません。
たしかに、作業を簡単にすることで
やる気が上がる場合は、あるでしょう。
それは「難しすぎるせいで、行動できない」
という場合です。
「難しさ」が原因なのですから
難しくなくなれば、改善されるに決まっています。
ですが、そういったケースは一握り。
「簡単にしてもやっぱりやる気がでない」
という場合は多いのです。
なぜかわかりますか?
それは、やる気のでない原因が
「難しさのせい」とは、限らないからです。
人間がやりがいを感じるためには、
いくつもの条件があります。
たとえば、次のような場合を考えてみてください。
・そもそも情熱のある仕事ではない
・何のためにやろうとしたのかを忘れている
・他に気になることがあって集中できない
・やることに罪悪感を覚えている
・作業が簡単すぎて面白みがない
・やり方がわかっていない
・今のやり方で合っているのか不安を覚えている
・適性がないことを無理してやっている
他にもありますが、上記のような場合は、
作業を簡単にしても、やる気が出ません。
「何のために」「何をするのか」が
まったく理解できていないからです。
何でもかんでも簡単にしようとするのは、
まるで、水道管の根本が壊れているのに、
蛇口をガバがバとひねっているようなもの。
永遠に水は出てきません。
むしろ、簡単にしすぎると、
没頭感がなくなって、
やる気が下がることもあるのです。
たとえば、幼稚園児でもできるパズルを、
熱心にやる大人はいないですよね。
この例からも分かる通り、
簡単にしすぎるのは逆効果で、
自分でやる気を下げているのと変わりません。
こういったことは、
考えてみると当たり前ですよね?
ですが、小手先テクニックを追いかけて、
思考停止してしまう人は多いようです。
では、テクニックに
振り回される状態から脱却するには、
どうしたらいいのでしょうか?
答えは、本質を学ぶことです。
水道を根本的に修理するなら、
「水道とはどういう仕組なのか」
という本質を知っている必要がありますね。
それと同じように、
「人が行動する心理とは、どういう仕組みなのか」
という本質を知る必要があるのです。
本質を学ばない限り、
小手先テクニックに振り回されて、
自分のやる気を下げ続けることになるでしょう。
だからこそ私は、本質をお伝えする
「お金の心理学」という講座をしているのです。
コメント
こんにちは。
おじゃまします。
やる気が出ないという原因も人それぞれで、いろんな側面がある
やる気を起こさせるには「本質」を知る、教える、気づかせて
やらないといけない理由付けをしてあげることだと感じました。
ありがとうございました。