こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
先日の私のセミナーで、こんな方がいました。
「自分の商品がどうしても売れないので、
セールスのコンサルタントから今学んでいます。
そして、売り方を改善していっています」と。
私がその人の話をくわしく聞いて思ったのは、
「セールスのコンサルタントから学んで、
その問題って本当に解決するの?」のということでした。
なぜなら、商品がクソだったからです。
これはちょっと極端な例なのですが、
かわらの石みたいな「要らない」商品は、
どんなにセールストークを磨いたって売れません。
その場合、商品そのものを変えるしかないわけです。
その参加者の商品は、一見すると売れそうな商品なのですが、
実際には世の中のニーズがほとんどない商品でした。
けれども、そのセールスコンサルタントは経験不足のようで、
商品に対して改善するアドバイスができず、
セールスのやり方しか教えてくれないそうなのです。
クソな商品を売らせるコンサルタントもまたクソなり。
私がその参加者に提案したのは
「そのセールスのコンサルタントは切ったほうがいい」
ということ。
当然ですね。
「代わりに商品に対してアドバイスができる人に
コンサルティングを依頼した方がいいですよ」
と私は言いました。
商品がクソな場合、それがボトルネックになりがちで、
まず商品を変更しなければ売上は増えないんですよね。
つまり、商品の損切りです。
こうやって書くとすごく単純なことなのですが、
商品に対して思い入れがあると、
意外とドロ沼にはまってしまうので気をつけましょう。
あと、コンサルタントへの依存心があって、
「この人の言う通りにすればなんとかなるだろう」
みたいな思考停止状態でも、ドロ沼にはまります。
大切なのは、建設的な批判精神です。