こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
先日私が話をした、ある会社の専務は
とても視点が高く、見ている時間軸も長い人でした。
それこそ、もう何年も先を見据えて手を打っていく……
そんな人だったんですね。
一方で、その会社の社長は視点が低く、
いつも短期的な利益を追いかけている人でした。
その結果、その専務と社長との間で
不和が起こっていたのです。
たとえば、社長が提案した集客の手法に対して、
「これは3年後に使えなくなるから止めましょう!」
というように、専務の人が反対していたんですね。
私から見ても、社長の判断はまちがっていました。
それにもかかわらず社長はそれが理解できず、
まちがった方向に向かって進んで行きました。
おそらく、近い将来、地獄を見るでしょうね。
ともあれ、これって難しいことだなあと感じました。
なぜなら、実際に3年経ってみないと
社長にはまちがっていることが判断できないからです。
例えていうなら将棋のような感じでしょうか。
将棋の名人は、一見良さそうに見えるけれども
何手か先で詰んでしまう手を見極められます。
一方で、将棋のアマチュアは見極められず、
その死路に突き進んでしまうのです。
もちろん、名人が専務で、アマチュアが社長です。
視点が低くて、数年後に詰んでしまう死路に
突き進む社長の元で働くのって悲劇だな、
と感じました。
もし、自分が働いている会社の社長が
自分よりも近視眼的な人だったとしたら、
その会社から去るしかないのかもしれませんね。
なぜなら、ビジネスって、長い視点で考えて
手を打っていく会社しか生き残れないからです。