こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
私たちが何か商品やサービスを買う時、
実は買い方には2つのパターンがあります。
1つは単純購入型で、もう1つがプロジェクト型です。
単純購入型とは、たとえばスーツショップに行き、
新しいスーツを買うようなことです。
お金を出して、スーツを受け取って、そこで終わりです。
ですので、店員とはあまりやり取りをしません。
しかし、オーダースーツショップで
新しいスーツをオーダーする場合は
プロジェクト型の買い方になります。
あなたがお金を払ってスーツを受け取って終わりではなく、
店員とお互いに歩み寄ってプロジェクトを完了するからです。
まず、あなたが作りたいスーツのイメージを共有し、
店員はそれを元に型を作ってくれます。
さらに、あなたはその型を見て
「この部分をこうしたい」といった提案を伝え、
店員はそれに応えます。
こういったやり取りを何度も何度も繰り返すことによって
あなたはついに自分の理想通りのスーツを
手に入れるわけですね。
スーツショップとオーダースーツショップは、
単純購入型とプロジェクト型という点で
買い方に大きな差異があるのです。
この時に、オーダースーツショップが
プロジェクト型だとわかっていない人だと、
自分の理想通りの結果が得られないのです。
残念ながら、ほとんどの人は、
自分が思っていたものとはまったく違うスーツを
手にすることでしょう。
さて、ここまでの話が「比喩」だと気づいていますか?
何かを学ぶときに、本は単純購入型ですが、
コンサルティングはプロジェクト型の色が強いんですよね。
つまり、コンサルティングにお金を払っただけでは
自分の理想の結果が得られない、のです。
コンサルティングを単純購入型だと勘違いしている人は、
お金をドブに捨てています。
お互いに歩み寄って、プロジェクトを完了する必要があるのです。
プロジェクト型だということががわからない人が
コンサルティングに高いお金を払ったところで
理想通りの結果はまず出ません。