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非合理な価値観

心理学

2019年5月4日

相馬一進


こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。

 

私たちの多くは、自分の人生にとってマイナスになってしまう、
非合理な価値観(イラショナル・ビリーフ)を持っています。

 

 

たとえば、「私は人から好かれない」とか、
「私は人から愛されない」といった
非合理な価値観の女性がいたとしましょう。

 

その女性が取りがちな行動としては、
自分が本当に好かれるのか、愛されるかを
他人を使って確認することです。

 

そのため、相手の自分への好感度や愛情を
テストするような行動をする訳ですね。

 

・少し無理なお願いをして、相手がそれに応えてくれるかを見る

・深夜に呼び出して、相手が来てくれるかで愛情を確かめる

・初対面の人にいきなり、自分の過去の重いトラウマの話をする

などです。

 

もちろん1回や2回であれば、
相手もその女性のテストに応えてくれるかもしれません。

 

しかし、相手の好感度や愛情を試したくて
その女性が何度もテストをしてしまうと
当然ですが相手から嫌われてしまいます。

 

その結果、その女性は実感するわけですね。

 

「ああ、やっぱり私は、人から好かれないんだ」とか、
「ああ、やっぱり私は、人から愛されないんだ」と。

 

興味深いですよね。

 

(1)自分の行動の結果を通して、
(2)自分の価値観をあらためて実感し、
(3)その価値観がさらに強化される、

という悲劇のループになっているのです。

 

もちろん、このループは人生の中で何度も起こり続け、
非合理な価値観(イラショナル・ビリーフ)は
年をとるごとにどんどん強化されていくのです。

 

ちなみに、これは対岸の火事ではありません。

 

起業や副業をしているほとんどの人が、多かれ少なかれ、
こういった非合理な価値観を持っていて、
同じような悲劇のループを繰り返しています。

 

たとえば、「私はお金が稼げない」という価値観の人が、
あえてビジネスに本気で取り組まず、
「私はお金を稼げない」という結果を得るのです。

 

そして、「ああ、やっぱり私は、お金を稼げないんだ」と
自分の価値観をあらためて実感するのです。

 

もちろん、「私はお金が稼げない」という価値観を
強化されてしまいます。

 

こういった非合理な価値観を持つ人は、
いくらセールスやマーケティングなどを勉強しても、
一向にお金が稼げません、当然ですが。

 

なぜなら、自分の非合理な価値観が、
自分の行動を止めてしまうからですね。

 

いずれにしても、自分の問題を起こしているのが
実は自分の価値観だった、ということはよくあります。

 

その場合、非合理な価値観を根本から変えるしかありません。

 

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相馬一進【集客に特化した起業支援コンサルタント】 大学卒業後、松坂屋に入社する。その後、退社して起業するが、11業種で失敗。「起業成功のカギは集客にある」と悟り、企業の集客支援を始める。ダライ・ラマ14世や、スティーブン・R.コヴィー博士、リチャード・ブランソン、有森裕子などの講演会の集客を次々と成功させ、1億円超の売上を達成。現在は、起業や集客支援のセミナーを不定期で開催しており、クライアントは200業種以上。世界で上位2%のIQ所有者のみが入会できるMENSAの会員。

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