こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
私は先日、とある起業家の方から、
こんな興味深いご相談を受けました。
「相馬さん、私は以前の自分に比べて、
だいぶ大きな売上を上げられるようになってきました。
ですが、その大きな売上を上げた後に、
高額な起業塾などに申し込んでしまってお金を散財し、
いつも借金をしてしまうのです。
しかもそれはたった1回だけではなくて、
2回、3回と同じこのパターンが続います。
なので、強い恐怖を感じます」と言っていたのです。
私はそれを聞いた時にピンと来ました。
おそらくこの人は、自己肯定感が低くて
「私はお金を持っていてはいけない」といった
自罰的な価値観を持っているのではないかと。
そして、もしも大きなお金を得てしまうと
それが自分の価値観と反しているので
心地悪く感じるわけですね。
「自分ごときが、こんな大きなお金を
持ってしまっているなんてありえない。
私はまだまだ未熟者だから、もっと学ばねば」と。
その結果、自分のことを罰するために
高額な起業塾などに申し込んでお金を浪費し、
借金を作ってしまうのです。
こういった自罰的な価値観は、
まるで「お金のサーモスタット」のようなものです。
私達はサーモスタット(=価値観)に設定された金額、
つまり「自分にとってふさわしい」と感じる金額を
持とうとします。
そして、もしそれを超える大きな金額を得てしまうと、
サーモスタットが「強烈な心地悪さ」を作り出して、
お金を浪費してしまうのです。
サーモスタットの金額が低い人の場合、
残念ながらマーケティングやセールスを学んでも
絶対に状況は改善しません。
なぜなら、今以上に大きなお金を得たところで、
「私はお金を持っていてはいけない」という価値観が働き、
今以上にお金を浪費してしまうからです。
私が言いたいことはわかると思いますが、
大切なのはサーモスタットの金額を上げることです。
すなわち、自分が心地よいと感じるお金の金額を
少しずつ上げていくことに他なりません。
とはいえ文章で書くのは簡単ですが、
それを実践するのは非常にむずかしい。
少なくとも自分ひとりでは絶対に解決しません。
ですので、私の講座「お金の心理学」では
その方法を伝えているのです。