こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
今日のテーマは
「離婚した後に、子どもは父親と母親のどちらになつくのか」
についてです。
とくに幼少期、子どもというのは、
父親と母親、両方からの愛情を求める生き物です。
しかし、両親がケンカをして離婚をした場合、
子供はどちらになつくと思いますか?
答えはカンタンで、親権があるほうの親、
要は育ててくれそうな親になつきます。
たとえば、母親に親権がある場合、
子供は父親ではなく母親になつくのです。
では、父親にはなつかないでしょうか?
それは、父親と母親の離婚後の関係性によって決まります。
たとえ離婚をしたとしても、
母親が父親に対して仲が良いのであれば、
父親にもなつくでしょう。
しかし、母親が父親に対して嫌悪感を持っていると、
父親になつくことはありえません。
なぜなら、子供はここで、絶望的な決断をくだすからです。
ボクは本当は、パパとママの2人から愛情が欲しい。 パパもママも2人とも本当に大好きだから。 でも、2人は離婚して、 ボクは今はママと一緒に暮らしている。 そして、ママはパパのことが嫌いみたいだ。 もしここでボクが、“パパが好き”とか、 “パパからの愛情が欲しい”と言ってしまったら、 ボクはママから捨てられてしまうかもしれない。 だから、本心ではないけれど、 ボクもパパのことを嫌いになろう。 “パパが嫌い”と思い込んで、そう言っていれば、 最低限、ママからの愛情だけはもらえるだろう。
子どもはこのように考えて、
母親と同じ考え方を持つのです。
つまり、両親2人から愛情をもらえないという
最悪の状況を避けるために、
“父親が嫌い”と思い込み始めるのです。
それによって、1人の親(母親)だけから
愛情をもらうことを選ぶのです。
これは子どもの心に大きなキズを作ります。
なんで、こんなことを書いたかというと、
私も昔、両親が離婚したときに、
これと同じロジックで父親を嫌いになったからです。
だからこそ、私は今、
心理学を仕事にしているのかもしれませんね。