こんにちは。
相馬一進（そうまかずゆき）です。
ここのところ、私は何回か、
外向的／内向的な性格について書いています。
それで、今日はこんなご質問をいただきました。
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セミナー講師は外向的な人向けの
仕事のような気がしてしまいます。
内向的なセミナー講師というのも可能なのでしょうか。
内向的な人の強みをセミナー講師という仕事で、
どう生かせるのでしょうか。
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ご質問、ありがとうございます。
結論からいうと、内向的なセミナー講師は多いですし、
むしろ、内向的な方がセミナー講師として
一流になりやすいでしょう。
少し話はそれますが、セミナー講師に限らず、
内向的な方が一流になりやすいのは
ほとんどの職業で共通です。
研究職、音楽家、スポーツ選手などの職業では
1人でコツコツと練習や研究をする内向的な人のほうが
圧倒的に一流になりやすい。
オリンピックの金メダリスト、デビッド・へメリーによれば、
一流スポーツ選手のほぼ10人中9人は
「自分が内向的である」と思っています。
ですので、内向的であることは
一流になるために重要な要素なのです。
閑話休題。
私が知る限り、セミナー講師でも
何かの分野を深掘りして一流になっている人は
内向的な人ばかりです。
私も、自分のクライアント向けに
月に数回だけセミナーで話していますが、
それくらいなら内向的でも問題ないのです。
つまり、年間200回も登壇するような研修講師でもない限り、
内向的であることのデメリットはあまりありません。
逆に、セミナー講師になるにあたって、
外向的なことのデメリットは多いですね。
一番は、話すコンテンツ（内容）が薄い、ということです。
メールマガジンでも、セミナーでも、講演でも、
コンサルティングでも、ほとんど同じことを話すのは
外向的なセミナー講師の特徴です。
外向的な人は、私のように狂気じみた量の本を読んでおらず、
専門分野を徹底的に学び続けていない人ばかりなので、
話すコンテンツが薄いのです。
メールマガジンやブログがコンテンツではなく、
もはや下痢のように近況報告を垂れ流している
薄っぺらいセミナー講師は、外向的な人ばかり。
「どこに行きました」とか、「何を食べました」とか、
それくらいしか書けないのは読書量が少ない証左ですので。
ご参考：お願いだから、検索して！
こういったわけで、世の中のセミナー講師のうち、
コンテンツをしっかりと話せる博覧強記な人、碩学の徒は
本を多読している内向的な人が多いです。
私は、メールマガジンでは薄い話を書いていますが、
セミナーではまったく別の、もっと深い話をしていて、
コンサルティングのクライアントには本質を話しています。
そうやって、媒体ごとにコンテンツを変えて話せるのは、
手前味噌ですが、私にそれだけの知識があって、
それは膨大な読書量が礎になっているのです。
