こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
私は最近、「USPって薄っぺらいな」と
感じることが多くなってきました。
※USPというのは、他社にはできない、
その商品の「独自のウリ」のことです。
薄っぺらいと感じる理由は、USPというのは
視点を変えればいくらでも量産できるからです。
有名なのは、『ハイパワー・マーケティング』という
マーケティングの本に書かれている9つの視点です。
USPの見つけ方 9つの視点
1.広い選択肢
2.大幅なディスカウント
3.的確なアドバイスや補助
4.利便性(たとえば、ロケーション、豊富な在庫、配達の早さなど)
5.最高級の製品(サービス)
6.迅速なサービス
7.特別な各種サービス
8.長期的な保証、または広範囲にわたる保証
9.その他、ライバルには提供できない特別な点、
有形・無形の利益、価値のある特典など
※以上、前書の91ページより引用
これだけで9つのUSPが作れますよね(笑)。
そして、その9つの中で、もっとも売上が伸びそうで、
かつもっとも実現できそうなものを
マーケターは選ぶのです。
ですが、本質(または本物)って1つだけですよね。
であれば、本質を扱った商品だけを
消費者は買えばいいのではないでしょうか。
そう考えると、こねくり回して作ったUSPって、
そしてUSPを持っている商品って、
薄っぺらく感じませんかですか?
本質というだけで、
世界にたった1つしかないので、
自動的にUSPの代わりになるからです。
逆に言えば、本質ではないからこそ、
USPを作らないと売れないのでしょう。