こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
私の周りでも多いのですが、
ベストセラーを狙うマーケターがいます。
ベストセラーの条件の1つは、
たとえばプロダクトローンチの場合だと
「時流に乗ること」ですね。
「最新のLINE集客法」みたいに、時流に乗ると
ホームラン的な売上が立つのです。
ですが、私は時流に乗ろうとは思いません。
なぜなら、大きな売上が急に立つので
スタッフを増員するなどでコストがかさむからです。
さらに、うまく時流に乗り続けて、
翌年もホームランを打てるとは限りません。
すると、ベストセラーの翌年に赤字におちいって、
翌々年に倒産、みたいな会社もあります(笑)。
ですので、私が狙うのはロングセラーです。
毎年コツコツと売れ続けている場合、
仕組み化や組織化がカンタンなので、
売上の割りに利益がたくさん残るのです。
ロングセラーの場合、要素がいくつかあり、
(1)普遍性や(2)王道感、(3)網羅性などがポイントです。
たとえば、私は以前少しだけ出版にたずさわったので、
本のタイトルで例にあげましょう。
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(1)普遍性(時代を超えて変わらない原理原則)
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・『嫌われる勇気』(135万部)
100年も前の、アルフレッド・アドラーの考え方ですね。
・『7つの習慣』(200万部)
多くのCEOが座右の書として発表するので、
今後も売れ続けることでしょう。
・『金持ち父さん 貧乏父さん』(100万部)
未だに書店で平積みされているところがあります。
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(2)王道感(「●●といったらコレ!」という本)
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・『かいけつゾロリ』シリーズ(3,500万部)
子どもに人気のゾロリ。ポプラ社の稼ぎ頭ですね。
・『思考の整理学』(200万部)
頭のいい東大生と京大生に根強い人気の1冊です。
大学の生協などによく置いてあります。
・『少年少女日本の歴史』シリーズ(1,800万部)
『ビリギャル』で有名になった、歴史を学ぶマンガ。
歴史を学ぶためのマンガといったらコレですね。
・『100万回生きたねこ』(200万部)
名前は知っていると思いますが、実はこんなに売れています。
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(3)網羅性(「これ1冊あれば完璧!」という本)
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・『影響力の武器』(200万部)
マーケティングやセールスを学びたいなら、まず読む本。
・『人を動かす』(430万部)
毎年、新入社員に上司が読ませる本の代表例。
こういった毎年ニーズが発生するジャンルは売れ続けます。
・『入社1年目の教科書』(36万部)
売れている理由は『人を動かす』と同じ。新しいスタンダード。
・『小さな会社☆儲けのルール』(10万部)
ランチェスター戦略の本の中では、もっとも事例が多い。
10年かけて10万部売れた、ロングセラーのお手本です。
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以上です。
こうやって本のリストを見てみると、
どれも「最先端」のことは書いていない本ばかり。
ベストセラーとロングセラーはかなり反対なのです。
私や私のチームがあくせく働いていないのに
売上が毎年順調に右肩上がりを続けているのは
ロングセラー商品ばかり扱っているからです。
実際に私の商品を買ってみれば、
その理由がわかると思いますよ。
一方で、時流に乗った最先端のマーケティングを
教えている集客コンサルタントたちは、
愚かにも毎年必死に働き続けていますから。
ちなみに、今日の内容はとくに、
(3)の網羅性を高めて書きました。
こういう内容は10年後も価値を失わないので
私の会社の集客をずっとし続けてくれるのです。
一方で、時流に乗ったブログやメルマガばかりを
書いている集客コンサルタントは情報弱者の極みなので、
彼らから学ぶ人は可哀想ですよね。