こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
昨今、マーケティング業界で最先端なのは
「マーケティングオートメーション(MA)」という技術です。
MAとは、見込み客の購買熱に応じて、
適切なタイミングで情報提供をしたり、
セールスしたりするための「自動化」のことです。
とくにウェブマーケティングの世界は
数字を測定できるのでMAをしやすい環境にあります。
たとえば、クリック数やコメント数が多い、
購買熱が高いお客さんには早めにセールスをかける。
逆に、クリック数やコメントが少ない、
購買熱が低いお客さんにはセールスをせず、
情報提供をしばらく続ける。
そんなことがITの力でできるのです。
そして、ゆくゆくは人工知能(AI)が
それをやってくれるだろうと言われています。
それで、ここからが本題です。
このように、MAをする会社が増えると、
何が起こるでしょうか?
実は営業職がより必要とされます。
マーケティングの素人ほど、
ウェブ上で集客から販売までのすべてを
完全に自動化させようとします。
しかし、これをすると売上が下がるのです(笑)。
特に単価が高い商品を扱っている場合、
(集客をITで自動化するのは構わないのですが、)
販売は営業職がした方が売上が大きくなるんですよね。
ご参考:AI時代、営業職は不要か?
──日経MJ連載「未来にモテるマーケティング」7/24号
ですので、今後しばらくは高単価な商品を
ちゃんと売れる営業職は重宝されるでしょう。
逆に、高単価な商品を売れない営業職や、
低単価な商品を売っている営業職は
残念ながらお払い箱になる時代がきます。
つまり、営業職は完全に二極化するでしょう。