こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
私は、たいした才能がない人に対して、
「あなたには才能がないから、あきらめなさい」と
さとすことがあります。
それは、自己愛や自己否定からくる衝動で、
たいした才能も持っていない人が
強者向けのビジネスをしようとしているとき。
強者向けのビジネスとはこういうものです。
・大金が稼げる、投資銀行など
・クリーンで、社会的に尊敬されるビジネス
・ウェブマーケティングのような高度で知的な仕事
こういったビジネスは、
生まれつき頭がいい人とか、IQが高い人しか
できないと思ったほうが幸せになれます。
もし、「自分は頭がよくない」と
自覚しているなら、以下のような
弱者向けのビジネスをするしかありません。
・とにかくきつくて、手間がかかる肉体労働
・風俗など、イメージがあまりよくないビジネス
・産業廃棄物の処理など、汚いビジネス
こうなる理由は、ビジネスの市場のうち、
トップ2割の強者(ライオン)が市場全体の8割を
最初に食い散らかしていくからです。
次に、平均的な者(ハイエナ)が強者の食べ残しを
むさぼり食っていきます。
最後に、弱者(ナマケモノ)は
食べ残しにさえありつけないので
毒のある植物を食べるしかないのです。
毒のある植物は消化に16時間くらいかかり、
それにエネルギーをとられてしまうので
ナマケモノは動きたくても動けないのです。
これが自然界の摂理です。
さて、最初の話に戻りましょう。
幼稚さの表れである「自分はなんでもできる」という
「根拠のない自信」をもっている自己愛バカとか、
「成功しなければ自分には価値がない」という、
自己否定からくる欠乏感で行動する人とか、
そういった人たちは自分の才能をかんがみずに
強者向けのビジネスを目指してしまうのです。
私がそういった人たちに言っているのは、
「あなたは動物でいったらナマケモノなんだから
弱者向けのビジネスをしなさい」
ということですね。
弱者が毒のあるエサを食べるしかないのは
自然界の摂理として共通なのです。