こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
数年前、私のセミナーの参加者が、
「相馬さん、私、ホームページを作っています!」
と、そのたたき台を見せてくれたことがあります。
ですが、そのホームページのデザインを見てみると、
そのできのひどいこと、ひどいこと。
聞いてみると、そのホームページ制作費には
15万円くらいのお金がかかっていたそうですが、
残念ながら私は思いました。
「ああ、この人は15万円をドブに捨てたな」と。
理由は簡単で、見た目こそキレイでしたが、
売れるデザインのポイントをことごとく外していて、
それを公開しても売れないことは明らかだったからです。
たとえば、小手先のテクニックを1つ書くと、
グローバルナビゲーションとよばれる
ヘッダーのメニューの部分です。
ここに英語でメニューを書くのは最低で、
日本語にするだけでクリック率が上がるんですよね。
たとえば、「Profile」と英語で書くか、
「プロフィール」とカタカナで書くか、
たったそれだけの違いですが、クリック率は変わります。
要は、多くの日本人はそれくらい
英語が苦手ということですね(笑)。
ともかく、そういったポイントを
いくつも外していたのです。
ですので、私はその参加者に質問しました。
「誰に、そのホームページを作ってもらったんですか?」と。
すると、こう答えたのです。
「私の知人の、ホームページ制作業者です」と。
私はこの回答に、こう聞き返しました。
「その知人というのは、結果を出しているマーケターですか?
それとも、マーケターではない人ですか?」
そして、予想通りの答えが返ってきました。
「いや、マーケターではないですね……」
わかりますよね?
ホームページ制作業者は山ほどいますが、
マーケターがお願いしている制作業者でなければ
売れるデザインがわかっていないのです。
これは他の専門家を紹介してもらうときでも同様です。
動画制作の会社にせよ、プロフィールの写真家にせよ、
プログラマーにせよ、マーケターからの紹介でなければ
仕事をお願いしないほうがいいでしょう。
マーケティングが分からない人にお願いしたら、
どんな仕事でも、基本的に売上は上がりません。
「この人に仕事を頼めば間違いないよ」
と、マーケターにお墨付きをもらった人でなければ、
私は怖くて仕事なんてお願いできないです。