こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
※今日のメールはとても不愉快な内容なので、
気持ちがいい朝を過ごしたい場合は読まないでください。
人間の脳の中では、「容姿の良さを感じる」部位と
「話の正しさを判断する」部位はとても近いことを
以前私は書きました。
ご参考:アンソニー・ロビンズは整形
しかし、女性にとって容姿による格差は
男性以上に大きな意味を持ちます。
この手の研究は、テキサス大学の
ダニエル・S・ハマーメッシュ教授の書籍
『美貌格差』が有名です。
美人は平均的な顔の女性よりも8%収入が高く、
不美人は平均的な顔の女性よりも4%収入が低い、
という衝撃の事実がこの本には書かれています。
つまり、美人と不美人の年収差は12%。
日本では、女性の生涯年収は約1億円ですから、
美人と不美人では1,200万円の収入格差があるのです。
そして、私の専門である心理学の世界でも、
この事実は当てはまっています。
ここ5年間でとても売れた心理学書の1つは、
2012年に発売されたケリー・マクゴニガル著、
『スタンフォードの自分を変える教室』です。
本の表紙を見てもわかるのですが、
やはり彼女は美人ですよね。
この本は類書と比べて10倍以上売れており、
日本でも60万部を超える大ベストセラーになっています。
このケリー・マクゴニガルさんは、
最近も翻訳書が何冊も出ていますが、
その度に彼女の顔写真が大きくなっていくのです(笑)。
『最高の自分を引き出す法』2013年
『図解でわかるスタンフォードの自分を変える教室』2014年
『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』2015年
まるで、アイドルが書いた本みたいに、
ドカーンと顔写真が大きくなっていっています。
そして、彼女の本で、極めつけがこれです!
見てください、これを!!
『[生声CD付き]スタンフォードの「英語ができる自分」になる教室』
なんだこれは?!
もはや、アイドルの写真集ですよ、この顔写真の大きさは!
そして、何が[生声CD付き]だ!(笑)
この本の出版社である朝日出版社は
とてもやり方がズルいですね(笑)。
一方で、最近はやっている『嫌われる勇気』という本。
この本の著者は、岸見一郎さんという1956年生まれの、
外見だけ見ると普通のおじさんです。
http://www.amazon.co.jp/%E5%
この人の場合、本に顔写真は入れない方が
売れるでしょうね……(笑)。
そういう意味で、この本の出版社である
ダイヤモンド社は正しい決断をしたと思います。