こんにちは。
相馬一進（そうまかずゆき）です。
ビジネスで、あなたが販売者だったとしたら、
商品に対して、こんな不等式が成り立ちます。
あなたが思う商品の価値 ＜ 商品の値段
つまり、あなた（＝販売者）からしてみたら、
商品よりも、お金のほうが価値があるから、
その商品を売りたいと思うわけですね。
しかし、あなたのお客さんからしたら、
こんな不等式が成り立ちます。
商品の値段 ＜ お客さんが思う商品の価値
つまり、あなたのお客さんからしてみたら、
お金よりも、商品のほうが価値があるから、
その商品とお金を交換しようとするのです。
この２つの不等式をくっつけると、こうなります。
あなたが思う商品の価値 ＜ 商品の値段 ＜ お客さんが思う商品の価値
意味がわかりますか？
あなたが何かを売るときは、
「この商品、自分にとっては値段以下の価値しかないなあ」
と思いつつ、同時に、
「でも、お客さんにとって、この商品は
値段以上の価値があるみたいだから、
ちゃんとお金を払ってもらおう」
と考えるということです。
言い換えると、あなたが商品を売るときって、
「自分にとっては、あまり価値がないものを
高い値段で売っていることに他ならない」のです。
けれどもお客さんが価値を感じてくれるのであれば、
そのお金は堂々と貰ってもいいのです。
そして、これは搾取でも何でもありません。
これが素晴らしいことだと分かっていないと
売ることにたいして罪悪感が生まれ、
売れなくなってしまうのですね。
わかりますか？
あなたにとっては、値段以下の価値しかない商品を
お客さんに売ることが、ビジネスの本質なのです。
