こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
今日は、いつもと違って、とても感覚的な話です。
私が経営者にコンサルティングをしていて、
とても美しいなあと感じる瞬間があります。
それは何かというと、経営者が、
自分自身の使命をビジネスの中に
見いだしたときなんですよね。
「ああ、俺はこのためにビジネスをしていたのか」
ということを悟る。
いや、思い出す。
その瞬間の、経営者の顔の美しさというのは
なんかもう、その人の魂に触れたような感じで、
この世のものとは思えないものなのです。
しかし、当の本人は恐怖があって、
その使命のためにビジネスをすることが
できなかったりするんですよね。
「こんな商品で、本当に稼げるの……?」
「こんなアイディアで、本当に社員を食わしていけるの……?」
「このビジネスモデルで、食いっぱぐれない……?」
このような恐怖心が色々とあって、
足がすくんでいる経営者に向かって、
私が強く言うわけです。
「あなたは、今後の人生を、自分のエゴのために生きるのか?
それとも、使命のために生きるのか? どちらかを選べ!」
それを言うとき、私は、とても快感です(笑)。
なぜなら、私も経営者から無言の問いを受けるからです。
「相馬さん、そんなことを言うけれども、
あなたは使命のために生きているのか?」という問いを。
その無言の問いに対して、私は無言で、
しかし目で答えるわけです。
「然(しか)り。」と。
すると、経営者は観念して、
怖くても自分の人生を生き始めるのです。
もちろん、それで終了するわけではありません。
そこから先のビジネスモデルとか、
マーケティングプランは、私も一緒に考えて、
形にしていくわけです、それが仕事ですから。
そのプロセスというのは、
生命が誕生して、それを育てていくようなもので
日々大きくなっていくのを見るのが楽しいんですよね。
その経営者のビジネスを、
その人の分身、うつしみにしている感覚です。