こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
なんか、素人がマーケティングをかじると、
すぐにUSP、USPと言い始めるんですよね。
※USPというのは、独自のウリのことです。
ドミノピザの「30分でお届けします」とか、
M&Mチョコレートの「お口で溶けて手で溶けない」とか、
その商品だけが持つ強みのことです。
「USPを作れば、何でも売れる」とか、
「あなたの商品が売れないのはUSPがないからだ」とか、
そんなことを言っているコンサルタントもいます。
経験が少ない方なのでしょうね。
そういう人から学ぶクライアントは可哀想です。
実際のところ、そんなに強いUSPがなくても、
他の商品の7割引とかで売れば、それだけで売れます。
あるいは、日頃からメールマガジンなどで
コミュニケーションをしていれば、
USPなんかなくても、
「その人だから、大丈夫」
という理由だけで買ってくれます。
また、低額で衝動買いする、
本のような商品の場合、
「なんか珍しい!」というだけで買ってもらえます。
他の例だと、駅前の居酒屋の場合、
駅前という立地だけで、勝手に人が入ります。
こう考えると、世の中を見渡して、
USPがないのに売れている商品の方が多くないですか?
お願いです。
ためしに、この1週間に買った商品の
レシートを出してみてください。
その中で、USPのおかげで買った商品って、
いったい何個ありますか?
たぶん、ゼロだと思いますよ。
それなのに、なぜUSPを作りさえすれば
勝手に売れると思うのでしょうか?
USPばかり提唱する小手先コンサルタントの
言うことを鵜呑みにしないでくださいね。