こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
以前、私のメールマガジンを読んだ方から、
こんな妙なアドバイス(?)を頂きました。
「相馬さん、政治家になりませんか?
メールマガジンで書いている内容からすると、
相馬さんは政治家も向いていると思います」
いいえ、なりません。なれません。
そして、向いていません。(笑)
私のような、データにもとづいて正論を言う人間は、
世の中の多数派である、感情で判断する人からは
理解されないですし、嫌われるからです。(笑)
例えば、以前、自殺者を減らす方法について、
書いたことがあります。
※ご参考
自殺者を減らす方法
すると、多くの反論のメールが来ました。
「元気な大人を増やすことも大事だと思います!」
という、感情論の反論です。
これを読んだ時に、
「やれやれ、世の中の多数派は、
ここまで自分の感情だけで判断するのか……」
と私は深く深く絶望しました。
私自身、日本の自殺者を減らしたいと思っています。
そして、それを願っています。
そのためには、失業率を減らすこと、
というのは以前書いたとおりです。
では、失業率を減らすための方法とは、
経済について詳しい方ならご存知だと思いますが、
「会社が社員を自由に解雇できるようにすること」
なのです。
つまり、
自由に解雇できる → 失業率が下がる → 自殺が減る
という因果関係になっているのです。
経済学では、自由に解雇できるようにすればするほど、
失業率が下がることは分かっていますが、
多くの日本人はそれに目を向けません。
日本の自殺率が高いのは、
解雇規制が厳しくて自由に社員を解雇できず、
結果として失業率が高いからなのです。
しかし、「解雇規制を緩和するな!」
と言っている人も多く、理解に苦しみます。
「解雇規制を緩和するな!」というのは、
「自殺者を増やそう!」と言っているのと
同義なのですが、それが分からないのでしょう。
すみません、ちょっと愚痴になってしまいました。(笑)
残念ながら、今日のブログも
理解できない人には理解できないと思います。
当たり前ですが、世の中の問題というのは
トレードオフになっていることが多く、
解雇規制を緩和することは、
また別の問題も産みますからね。
感情的に判断する、多数派の人ほど
何のデメリットもなく、痛みもなく、
メリットだけが得られる魔法を求めているのです。
残念ながら、そんな魔法はないため、
多くの人は現状維持を続けていき、
ゆでガエルになっていくのです。
もう、それはそれでしょうがないと諦めています。
私は、情報発信を何年間も続けてきて、
世の中の人全てを救いたいとは思わなくなりました。
自分についてきてくれる人だけを救えればいい、
そして、最期は静かに死ねればいい、
そう思っています。
日本では、政治家になる最も簡単な方法は、
山本太郎氏などに代表されるように、有名人になって、
自分の名前を売ってから立候補することです。
しかし、私はそんなことには
全く興味が持てませんから、
やはり政治家は他の人に任せたいと思います。