こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
※最初にあらかじめ謝罪をしておきますが、
今日の内容は過度に一般化しているので、
例外もたくさんあるとお考えください。
男性向けと女性向けのマーケティングでは、
原理原則は同じなのですが、微妙にちがいもあります。
それは、女性のほうが男性よりも
自信がない人が多いということです。
これはモテる性格についても同様です。
心理学の研究では、男性は衝動的な方がモテる一方で、
女性は不安になりやすい性格の方がモテます。
男性が衝動的だというのは、
男性ホルモンが多いことを意味しているので当然でしょう。
一方で、世の中のステレオタイプでは
「自信たっぷりな女性は生意気だ」と思われているため、
どうしても自信がない女性が多いのです。
さて、モーリーン・マードック(著)『ヒロインの旅』では、
女性が主人公のストーリーはどんなシナリオなのかが
まとめられています。
ご参考: 『ヒロインの旅』
カンタンに言えば、男性が主人公のストーリーだと
『桃太郎』のように、敵を打ち倒して宝を持って
凱旋するシナリオになっています。
一方で、女性が主人公のストーリーだと
もともと自信がなかった女性が、
自分の嫌いなところや隠したい部分を受容して、
自分に自信を持ってめでたしめでたし、というシナリオです。
映画『アナと雪の女王』も、エルサという女性が、
それまで隠していた雪の能力を自己受容し、
それが人々にも受け入れられるというシナリオでしたね。
男女のちがいを単純化すると、
男性は何かを獲得することで人から認められることを望み、
女性は嫌いな自分まですべて丸ごと愛されることを望む、
というわけですね。
女性向けにマーケティングをするときは、
こういったポイントをおさえる必要があります。