こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
さて……
私は20代前半のとき、睡眠時間を減らすことに
こだわっていた時期があります。
とにかく、睡眠時間を減らしてでも、
働く時間を増やせないか、そうしたら収入も増えるはず、
と考えていたからです。
うーん、今考えてみると、
少し考えが浅はかですよね。(笑)
仮に、1.5倍働いたところで、
収入も1.5倍がいいところです。
普通の人の、3倍、5倍、10倍稼ぐためには、
労働時間を増やすだけでは無理なので、
頭を使って稼がないといけません。
とは言え、睡眠について色々と学べたのは良い経験でした。
例えば、眠気を引き起こす要素として大きいのは、
食事で食べる炭水化物の量だということ。
つまり、炭水化物の消化には時間がかかり、
身体のエネルギーを使ってしまい、
眠気を引き起こすのです。
これは、汚い例で申し訳ないのですが、
吐瀉物(としゃぶつ:食べ物を吐いたもの)を見ても
感覚的にご理解頂けると思います。
酔っぱらいなどの吐瀉物を見ても、
形としてしっかりと残っているのは、
ラーメンなどの麺類だったり、お米だったりと、
炭水化物であることが多いです。
逆に、吐瀉物に肉や魚などのタンパク質が
形としてしっかりと残っていることはまれです。
その事実からしても、炭水化物が消化に時間がかかる、
ということが考察できますね。
すみません、
汚い話で申し訳ないです。(苦笑)
とまあ、色々と睡眠時間を減らす方法について調べてみて、
今の私が感じていることは、
「睡眠時間を決定する、最も大きな要素は遺伝なのではないか」
ということです。
2009年8月に発行された、アメリカの科学誌である
『サイエンス』に興味深い研究が載っています。
DEC2(デックツーと読みます)という遺伝子で
変異体を持っていた母と娘は、普通の人よりも
はるかに短い睡眠時間だったということです。
また、そのDEC2遺伝子をマウスに組み込んだところ、
そのマウスの睡眠時間が2.5時間ほど短くなったそうです。
また、そのDEC2をハエにも組み込んだところ、
なんと、そのハエの睡眠時間も短くなったとのこと。
これには驚きですよね。
私も、色々と睡眠時間を減らす方法を
試してみたのですが、結局のところ、
睡眠時間はほとんど減りませんでした。
今の睡眠時間は約8時間ほどで、
短眠法の効果はほとんどありませんでした。(笑)
ですので、今はもう、睡眠時間を減らすことは
あきらめていて、頭脳労働の質を高めることに
フォーカスをしています。
アインシュタインの睡眠時間は
なんと! 10時間だったと言いますし、
睡眠時間が長くても、偉業は成し遂げられるのでしょうね。
コメント
カナダでのカヤック競争を考慮すると、そのときは相馬さんにブレイクスルーがあったのですかね。
短時間睡眠が習慣化したという実績ではないけど、必要に迫られた状況で、パラダイムシフトが起きたということになりますか?