こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
SNS上で情報発信をしている人の中には
「人間だけが同じ人間(同族)を殺している」
というような発言をしている人がいます。
ただ、少し検索してみればわかりますが、
同族殺しは人間だけではありません。
イルカも、チンパンジーも同族殺しをします。
ご参考:人間の殺人率は遺伝と環境のどちらに基づいているのか?
この、グラナダ大学の研究を要約すると
下記のようになります。
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・ほ乳類でもっとも同族殺しをするのはミーアキャットで、
その同族殺し率は19%
・ほ乳類全体での同族殺し率は0.3%
・類人猿の同族殺し率は1.8%
・狩猟採集民族の頃の人類の同族殺し率は2%
・ただし、現代の人類の同族殺し率は0.01%
・人類の数字が2%から0.01%に下がった原因は、
遺伝ではなく、警察や法制度などの構築だと思われる
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ということで、今の人類の同族殺し率は
類人猿の1/180であり、ほ乳類全体の1/30と
非常に低い数字になっているわけですね。
この数字を見ると、今の人間の同族殺し率の低さは
とても誇らしい数字だと思えますよね。
データを見ていくと、真実が浮かび上がります。
そして、弊社の価値観の中に、
「データ、ファクト、ロジックに基づいた意思決定」
というものがある理由はこれです。
ご参考:エッセンシャルの理念
データを集めない状態で話をしてしまうと、
議論が成り立たないからですね。
ですので、私たちのチームでは
データ、ファクト、ロジックがない意見は
基本的に無視されます。