こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
何か大ヒットした商品が出てきたとき、
それが何故売れたのかを分析できれば
二匹目のドジョウを狙うことができます。
たとえば、出版業界について考えてみましょう。
ご存知だと思いますが、今から10年前に
『鈍感力』というエッセイがヒットし、
100万部を超えたベストセラーになりました。
ご参考:『鈍感力』 渡辺 淳一 (著)
そして2013年、『嫌われる勇気』が出版され、
こちらも100万部超えのベストセラーになりました。
ご参考: 『嫌われる勇気』岸見 一郎 (著), 古賀 史健 (著)
さて、ここでクイズです。
あなたは、この2冊の共通点がわかりますか?
この答えは「他人の目を気にして生きている人向けの本」
ということです。
前者は他人の目を気にせずに、
「鈍感」になりたい人向けの本。
そして、後者は他人に「嫌われる勇気」を持つための本。
表現こそ違えど、同じニーズですよね。
そして、このニーズにぶつけた本が
最近たくさん出てきています。
たとえば、堀江貴文さんの本『本音で生きる』が
2015年に発売されて30万部を超えるヒット。
ご参考: 『本音で生きる』堀江 貴文 (著)
さらに、『「いつも誰かに振り回される」が一瞬で変わる方法』
という長いタイトルの本が2016年に発売され、
12万部以上のヒットとなっています。
ご参考: 『「いつも誰かに振り回される」が一瞬で変わる方法』大嶋 信頼 (著)
タイトルからして明らかに、この2冊も
「他人の目を気にして生きている人向けの本」ですよね。
このように、大ヒットした商品があれば、
それが何故売れたのかを分析できれば
二匹目のドジョウは狙えるのです。