こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
今日は、私が20代の頃の話です。
幼少期にDVをされたのもあって、
当時の私は父親が嫌いでした。
いや、嫌いなんてレベルではない。
電話で父の声を聞くだけで、
胃酸が逆流して、吐きそうになっていましたから。
私の細胞という細胞1つ1つまでが父を憎んでいて、
同時に血液が沸騰するような感覚もありました。
ですから、町中で父親と出会うことがあろうものなら
文字通り「殴り殺してやる」と思っていました。
普段は体を動かすことの少ない私も、
当時は片手30kgの鉄アレイを通販で買って、
家で筋トレをしていましたね。
それももちろん、父親を殴り殺すため。
来る日も来る日もプロテインを飲み、
10kgの重りを背負って懸垂をしたり、
片手腕立て伏せをしたりしていました。
当時の私は両手の手のひらに
ダンベルでつくった豆がいくつもあって、
それを見るとなぜかホッとしていたのです。
ああ、これだけ筋肉があれば
父親に負けることはないだろう、と。
とは言え、そこまで体を鍛えても
結局のところ行動には移しませんでした。
その理由は、今なら分かりますが、
私は父親を憎んでいた以上に、
父親から愛されたかったからでしょう。
そんな私ですが、今では心理学のおかげで
まともな社会生活が送れるくらいまでは
メンタルが改善しました。
このことを思い出すたびに、
私の信念は固く、強くなります。
「正しい努力を続ければ、人は変われる」ということに。
この信念を参加者に伝えたくて、
私は心理学の講座をしているのかもしれません。