こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
以前のこと、ある起業家の男性に会いました……
その方は、被害者意識のかたまりでした。
つまり、自分の人生がうまくいかないことを
いつも誰かのせいにしていたのです。
彼は、自分の人生がうまくいかないのを
「自分の親が悪かったからだ!」と
口癖のように言っていました。
また、セミナーや教材で学んでも
結果が出ないことを
「販売者はどうしようもない。詐欺師だ」
と腹を立てていました。(笑)
また、ビジネスで予想外のことが起きれば
「私は、なんて運がないのだろう」
と嘆いていました。
しかし、その起業家の男性は、
「ある日」を境に、人生が一変しました。
ビジネスがうまくいきはじめ、
年収は10倍以上になりました。
人間関係が変わり、運も良くなりました。
その「ある日」に何が起きたかというと、
彼は、被害者意識で生きるのをやめる!
と決断したのです。
人生には、理不尽なことも起きます。
コントロール出来ないことも起こります。
明らかに、自分が原因ではない火の粉も
降りかかってくることもあります。
しかし、どんな状況になったとしても、
起きたことの責任は自分で取る、と彼は決めたのです。
そう、お気づきかもしれません。
その彼とは、他ならぬ私自身のことです。
私に限らず、色々な業界で結果を出している人と
話をしていると、ビジネスに限らず、投資でも、仕事でも、
「起きたことの責任は自分で取る」
と決めて行動することが、人生において
ブレイクスルーをするきっかけになっていることが
本当に多いです。
ちなみに……
これは、ある著名な心理学者が
言っていたことなのですが、
「日本人は、世界的に見て、被害者意識を持つ方が特に多い」
とのことでした。
その心理学者は、桃太郎などの昔話を例に出し、
「人々が鬼から襲われ、略奪されている」
という日本人に馴染みのあるストーリーのパターンが、
日本人のメンタルに関係しているのでは?
という仮説を立てていました。
たしかに、私も、この仮説は正しいのでは、
と同意しています。
人間は、どんなストーリーを信じているかによって
自分の考え方を規定されていまいますから、
被害者意識が強くなるのも致し方なし、ですね。