こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
起業したばかりであるにもかかわらず、
自分のビジネスのアイデアを、
他人に話さない人がいます。
「マネされるかも知れないから、
アイデアを隠したい」というのです。
その結果、成功者と話す機会があっても
アドバイスをもらわない人すらいます。
こういった人は、非常にもったいない。
ビジネスセンスがない行動をしているので、
考えをあらためて欲しいと思います。
なぜか?
まず、他の起業家とパイを奪い合う発想に
なっている時点で、危険信号です。
ビジネスは他人と協力し合いながら
共に豊かになっていくもの。
先駆者と敵対関係になれば、
ジリ貧になるのが目に見えています。
また、アイデアを隠す人は、
ビジネスプランについて、
非常に重要な前提を見落としています。
それは「良いビジネスは、
マネしたくてもマネできないものだ」
ということです。
たとえば、幼少期から楽器を習っていて、
ドイツ語を話せる日本人がいたとします。
その方が、ドイツから日本に楽器を輸入してくる
ビジネスをはじめるとしましょう。
これは、良さそうなビジネスプランだと言えます。
なぜなら、楽器の違いを見極めたり、
ドイツ人とやり取りしたりするのは、
専門知識がなければ難しい。
つまり、マネするのが難しいので、
長期的に優位性が作りやすいのです。
言い換えると、本人の強みが生かされている
良いビジネスプランになっています。
一方、国内で仕入れた商品を
国内で横流しするビジネスはどうでしょう?
いわゆる、“せどり”というビジネスです。
誰にでもすぐマネできてしまいます。
もし当人がアイデアを隠していたとしても
いずれは誰か他の人も、
高確率で同じ発想に行き着きます。
そのため、飽和しやすく、
長期的に続けにくいビジネスだと言えます。
こういった理由があるので、
自分のアイデアを隠すのは、
どちらにしても意味がありません。
つまり、マネされるビジネスは、
その時点で大したプランではない。
良いビジネスプランは、必然的にマネされにくいので
誰に話しても問題がないのです。
ですから、ビジネスプランはどんどん人に話して、
フィードバックをもらった方がいいですね。