こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
昨日のブログを投稿してから、
いつも以上にたくさん感想のご返信を頂きました。
本当にありがとうございます。
そして、多くの方からのご返信を読んでいて、
私が疑問に感じたことが1つあります。
「お金を稼いでも幸せにはなれないのだから、
お金を稼ぐ必要はない」
という感想があったのです。
あなたは、この感想について、どう思いますか?
経済的な成功と幸せについての研究において、
一番有名なのは、ノーベル経済学賞受賞者の
ダニエル・カーネマンの研究です。
彼の研究によれば、年収が7万5千ドルを超えると、
それ以上お金を稼いでも、幸福度が上がらないことが
分かっています。
しかし、同時にお金で幸せを買うことが
できるという研究結果もあります。
この研究について、よく書かれているのが、
『「幸せをお金で買う」5つの授業』という本。
(エリザベス・ダン、マイケル・ノートン著)
この本の中で、幸せを感じやすいお金の使い方として、
5つ挙げられていますので、取り上げてみましょう。
(1)経験を買う
(2)ご褒美にする
(3)時間を買う
(4)先に支払って、あとで消費する
(5)他人に投資する
詳しくは、本書を読んでもらうとして、
私が興味深いと感じたのは、
「(5)他人に投資する」です。
この(5)の場合、他人にお金を寄付する際は、
その額が大きければ大きいほど、
幸福度が高くなるということが書かれていました。
例えば、世界一の資産を持つ投資家、
ウォーレン・バフェットが自分の資産の85%、
金額にしておよそ4兆円を寄付した際、
「これ以上ないほど幸福に感じている」
と述べていますよね。
これは、経済的な成功をした人でないと
経験ができない幸せです。
今日のまとめ。
経済的な成功をしたとしても、
それだけでは、決して幸せになれるわけではありません。
しかし、お金を賢く使うなら、話は別です。
他人に寄付をするなどすれば、
普通の人よりも大きな幸せを得ることができます。
要は、お金は持っていても意味がなく、
どう使うか、なのです。