こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
昨日の内容「ドミノ倒しの法則」について、
今日は補足したいと思います。
私たちの人生を振り返ると、
何かを学ぶ時に「自分たった1人だけで学ぶ」ことは
ほとんどなかったはずです。
たとえば、義務教育です。
学校では、先生や他の生徒を見ながら、
「あぁ、こうやって考えればいいんだ」というように、
無自覚のうちにマネしていたはずです。
学校に行かず、親や家庭教師からも教えてもらわず、
自分1人で教科書や参考書を読んで学んだ、
なんて人はほとんどいないはずです。
だのに、学校を出て、社会人になってしまうと
自分1人で学ぼうとする情報弱者が本当に多いんですよね。
それは、コミュニティ・ラーニングの重要さを
知らないからでしょう。
たしかに、ただ単に暗記さえすればいい、
というようなカンタンな試験やテストであれば、
自分1人で学んでもなんとかなるでしょう。
しかし、下記の5条件に1つでもあてはまる場合、
自分1人だけで学ぶにはハードルが高すぎるのです。
自習に向かないことの5条件
1.難易度がとても高いこと → 最初の段階でつまづいて、心が折れてしまう。
2.正解がないこと(膨大な試行錯誤が必要なこと) → 自分がやっていることが正しいか、不安で行動でき
なくなる。
3.結果が出るまで何年間もかかること → 普通の人は半年間くらい結果が出ないと、そこであ
きらめる。
4.お金をたくさん使うこと → 単純に、お金をたくさん使うのは怖いので避けよう
とする。
5.落胆や失望、悲しみなど、強い負の感情が伴うこと → 強い負の感情を何度も感じると、立ち直れない。
そして、この5条件全てにあてはまるのがビジネスです。
ビジネスとはとても難易度が高く、
自分の生活費が稼げるようになる前に
ほとんどの人が挫折します。
また、自分1人でビジネスをやっていると、
「これでいいのかどうか、わからない」
みたいな不安におちいることが多いです。
まったく前が見えない五里霧中の状態だからです。
結果が出るまで最低でも3年間くらいかかりますし、
その間はお金が出続けるので収支はマイナスになります。
そして、自分の商品が売れなかったり、
お客さんから苦情を言われたりすると
その度に強い負の感情に襲われます。
ビジネスでは、これらのことは日常茶飯事なので
自分1人だけで乗り越えられるわけがありません。
だからこそ、他の人がどう行動してるのかを
見たり、聞いたり、感じたりすることが
ビジネスでは特に重要になってきます。
言い換えると、ビジネスを学んで実践するときには
コミュニティ・ラーニングが絶対に必要です。
自分1人だけで、ビジネス書だけから
学ぼうとしている人は実に愚かです。