こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
先日、とある成功者が書いた自己啓発本を
書店で見つけました。
「こういった本、久しく読んでいないなぁ」と思い、
私としてはめずらしく立ち読みをしてみたのです。
しかし、その本の著者の価値観がどうにも古臭いのです。
たとえば、こういったことです。
・成功するまで、1日12時間働き続ける
・自分以上のお金持ちに対してヘコヘコする
・ブランド品を買うために頑張る
特にミレニアル世代の若い人たちには
こういった古臭い価値観はウケないんですよね。
あとは、フェラーリを所有していることを自慢していて、
これについては本当にダサいなあと思いました。
最近の若者は、そもそも車を買おうとする人が少数派です。
まあ、おっさんなら憧れるのかもしれませんが、
少なくとも私はあこがれません。
別に私がフェラーリを買うお金がないから、
負け惜しみを言っているのではありません。
フェラーリでも、ロールス・ロイスでも、
ランボルギーニでも、ベントレーでも、
キャッシュで買えますが、欲しいと思えないのです。
いずれにしても、高級車にせよ、ブランド物にせよ、
著者の欠けた自己愛を満たす道具だったのです。
「私はありのまま自分でも価値がある」とか、
「何をしてもしなくても私は愛される」とか、
そう思えないから買ったのでしょう。
「これを持ちさえすれば、あなたは価値がある」みたいな、
企業が打ち出している商業的な洗脳にからめとられて
お金を払ってしまったわけです。
歯に衣着せぬ表現をするならば、それらを買うことは、
自分の欠けた自己愛を満たそうとする振る舞いです。
「普通の人が買えないものを買って自己顕示したい」
ということなのかもしれまでんが、自分に自信がある人なら
それらはそもそも不要なのです。
フェラーリを買うくらいなら、
心理学を学べばいいのにと思いました。
いずれにしても、バブルの生き残りみたいな人が
寒い自己啓発本を書いてるのを見て、
「可愛そうだなあ」と感じてしまいました。
やはり、著者とかセミナー講師のような人は
定期的に自分の価値観をアンチエイジングして、
今の時代に合わせていく必要があると思います。
そうしないと、いくら良いことを書いていても、
周りからは「ダサい」と思われてしまって、
売れなくなるからです。