こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
これから起業しようとしている会社員の人に対して、
私がお願いしたいことが1つあります。
それは、会社員を辞めるか辞めないかを、
0か100かの二択だけで決めないようにしてほしい、
ということです。
私の周りの起業家を見ても、
起業してスムーズにうまくいった人ほど
退職について色々な選択肢を検討しているのです。
・退職後も外部委託として仕事できないだろうか?
・稼働日数や時間を減らして働き続けることはできないか?
・ここで非正規社員やアルバイトとして働けないか?
なぜなら、起業して1〜2年は
収入が安定しないからです。
ですので、フルタイムの給料でなくても、
少額の安定的な収入があるだけで
精神的にずっと楽になります。
また、縁起でもない話ですが、
起業が万が一うまくいかなかったときに
もとの会社に戻れるかもしれません。
少なくとも、ゼロから就職先を見つけて
再就職するよりはずっといいでしょう。
もちろん、雇用契約を見直すことは、
すべての会社で可能な方法ではないでしょう。
上場企業とか公務員ではまず無理です。
ですが、逆に言えば、それ以外の会社では
起業前に会社と交渉することを強くお勧めします。
「退職後に外部委託になれませんか?」と。
もしあなたが会社で高いパフォーマンスを出していたら
たとえ会社に前例がなかったとしても、
あなたが第一号の外部委託になれるかもしれません。
ちなみに、一番ダメなパターンは、
起業が軌道に乗らなかった際にあせってあわてて、
新しいアルバイトなどを探すことです。
この場合、時給などの条件がかなり悪くなります。
それであれば、仕事に慣れた前職で、
高めの時給で働き続けたほうが賢いですよね。
このように、起業がうまくいく人は、
とる必要もないリスクをとる人です。
退路を断って起業するのは愚か者の特徴ですね。